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春琴抄
春琴抄
谷崎 潤一郎

以前のブログで『痴人の愛』を書いてもう一冊谷崎作品ってことで『春琴抄』読みました。

内容は、盲目の美女春琴と彼女に仕える佐助の物語なんすけど、旬金は美貌で、怜悧で、意地が悪く、嗜虐的性向もった女性で、我儘でむかつくんだけど、その女性に対し以上なまでの献身的な愛情と尊敬に生き甲斐を得る佐助どんの話しなんです。

どこにでも書いてあるから書くけど、春琴が顔に火傷をしてしてしまい、その美貌が台無しなったとき、佐助は自分の眼を針で突いて彼女の美を永遠のものに昇華するわけです。壮絶でしょ。

文体は、実際になったことのようにある資料から春琴と佐助の物語を追う体裁で、春琴と佐助の話しは全部三人称で書かれててけっこう淡々してます。

読み物として非常におもしろいです。まだ谷崎ビギナーな私にはいろいろ奥まで谷崎作品を鑑賞することはできませんが、普通におもしろかった。もっと色々読んで小林秀雄などの評論もよんでみなきゃわからんな。でも、ちょっと違う作家の本が読みたいので小林多喜二か梶井基次郎あたり読みます。
| 読書感想文 | 04:51 | comments(0) | trackbacks(0)
う〜ん。最近情緒不安定。イラつくぜぃ。イラつくぜぃってことでこの本です。
できればムカつかずに生きたい
できればムカつかずに生きたい
田口 ランディ

最初に言っときますが、冒頭のような状態の人が読んで効用がある本ではありません。

ずっと気になっていた作家の一人田口ランディさん。大検の学校いってた時の友達がゴリ勧めの作家で、ようやく読むことができました。

内容は、ランディさんの等身大で描く世界、考えなどのエッセイ集です。
14歳の頃から、ずっと自分というものを追求してるランディさん。その一つ一つの言葉が、ものすごくリアルです。

印象的な言葉に「私という存在は他者によって規定される」というものがあった。最近、こんなことを考えてた僕にはぴったりでした。自分らしく生きるとはなんであろうか。他人の事をなどきにせず生きたい。と考えるけど、結局、僕は他人との関係でしか自分を確認できないのではないかという考えに至っただす。ランディさんは、私を私として成り立たせているのは、「違和」であるという。それは、皮膚であり、他人と会うことでもあり、新しい経験をすることなどすべて含む。そういう違和と出会うことで私は「私」をより強く意識するのだと。違和を脳が感知しフィードバックする。そのフィードバックによって私は対応し、相手もその対応にフィードバックしてくる。上手くかけません。興味あったら読んでみて。

面白いと思ったのは、人は編集する生き物という考え方。私たちの世界は自分で編集した世界に生きているということ。すべての人が自分の視点で編集作業をしているのだから、基本的に絶対の真理なんてものはない。ということ。まーバイアスとかそういった話に似ているんですが、ランディさんのエピソードと共に書いてあるとリアルなんです。

あとがきと背表紙に
どうしたら自分らしく強くいきれるんだろう。14歳の頃からずっと、なんだかうまくいきれないなぁ、と思って悩んできた。こんなのって私だけなのかな、なんか自分としっくりこないなぁ。どうやったら自分の気持ちに素直になれるのかな。自分がやりたいことをまっすぐ突きすすめるのかな。人を恨んだり、やっかんだりしないで、自分だけを見つめていけるのかな。どうしたら強くいきれるのかな

14歳で学校で行ったり行かなくなった僕にも14歳ってのはいろいろ意味がある。しかし、僕はランディさんのように当時から感受性も豊かで、生きることに真摯に向き合ってたわけではない。むしろその日が楽しければいやーって感じであったが、やはり、なんとなく生きづらさを感じてたの事実。でも当時の僕はそれを無視していた。しかし、否応でも18,9の頃そういったことを考えた。悩んだ、貪るように本も読んだ。その答えはまだ出ていない。一生続いていくと思う。ランディさんのように、傷つきやすき思春期に体験し考えたことは、いまも進行形のままである。


| 読書感想文 | 21:43 | comments(4) | trackbacks(1)
痴人の愛
痴人の愛
谷崎 潤一郎

初の谷崎作品です。さすが日本の近代文学を代表する人だけあって、読みごたえがありました。なんか沈鬱になり、ひどく疲れましたが。。

女性美への病的とまで思われる陶酔、それに陶酔し廃頽していく。うーん、谷崎文学の真骨頂ともいえる耽美主義、悪魔主義的なものを見れたきがしました。

内容は至極簡単に説明しますと、ある生真面目な会社員が美しい女性に出会い、すべてが壊れていく見たい感じ。興味ある人は、本屋でちょっと手にとってみて。

評論を読んでわかったのですが、この作品のモチーフみたいなものは日本と西洋の関係を戯画だそうです。うーん、明治以降日本は、まるで女を崇拝するように西洋を崇拝してきました。こうしたことを考えると第二次大戦も、会社員(日本)が、あまりに美しい悪女(西洋)を崇拝するあまり、暴発してしまったと考えられる。んーんー深いざんすな。

個人的に明治、大正文学や歴史小説を読んで思うのは、いくら文明は発達しても、いつの時代も人は同じなんだなーってこと。主人公譲二、ナオミの虚栄心や愚かさは誰でも持ってると思う。けど、異常なまでの女性美への拝跪は共感できないが。。。

次は、『春琴抄』読んでみたい。奉公人として仕えていた美しい女性が、顔に大火傷を負ってしまい、その美しさを永遠のものとするためその奉公人は、自分の眼を針でつき、自ら盲目になるというやべーラブストーリーなのです。おもしろそうっしょ。


| 読書感想文 | 15:55 | comments(3) | trackbacks(0)
今日は、意味もなく徹夜をして本を読んでおります。

やっぱり、本はいいね。

灰谷さんの言葉を借りれば、
本を読むことによって与えられるものは、無限の自由であり、魂の飛翔である。ひとたびその世界に入りこめば、あらゆる人生を生きることができるし、何に変身することも許される。想像力もきたえられ、深い人間に至る道がひらかれる。
現実の世界は不自由の世界ともいえる。ものごとが思ったようにいかず、挫折をくり返す。人生とはそういうものだ。誰でもたちむかなくてはならない困難には、勇気と粘り腰がいる。そのエネルギーの源は想像力だろう。


まさにその通りだとおもいます。僕も読書により想像力が培われたと思う。フリーターをしてた二十歳ぐらいのとき、貪るように本を読んでた。まー現実逃避っぽいところもあったが、当時の僕はそれで救われたと思うし、その想像力により、今の僕がいると思う。

僕の友達も本読んでる人は多いが、大部分がビジネス書などのたぐいのやつで小説を読んでる人はすくない。確かに、そういった本を学べることはたくさんあるし、そういった本自体が、実務に即しているのだから学べて当然っちゃー当然。しかし、想像力や思考力を鍛えるには、小説が一番だと思います。

この夏、百冊宣言!
| 読書感想文 | 05:19 | comments(0) | trackbacks(1)
フォト・ジャーナリズム―いま写真に何ができるか
フォト・ジャーナリズム―いま写真に何ができるか

先日、お会いした徳山善雄さんの本をさっそく読んでみました。

まず、大変失礼なんですが、驚いたのが徳山さんってやばいくらいすごい人ってこと。ジャーナリストの世界では、筑紫さんに肩を並べる日本を代表するジャーナリストでした。そんな人がAPUの授業にちょこちょこ呼ばれていたいたとは。やるじゃんAPU。ってより別府先生の人脈がすごいのでしょう。

本の構成としては、1.フォト・ジャーナリストとは 2.徳山さんの体験記 3.ジャーナリズムと倫理 4.フォト・ジャーナリストの今後ってな感じです。

僕みたいにジャーナリズムをはじめて勉強し始めている人にとってとてもよい入門書でした。とはいっても入門者だけでなくその道の人も十分学べる本だと思います。

1では7名のフォト・ジャーナリストの話なんですが、大変さ、おもしろ等々、生の声で綴られてます。彼らが共通してあるのは、やはり、ジャーナリストとしての信念、生きがい、使命感を感じることができます。
2では、著書の体験記なんですが、徳山さんには時代の変化を感じる嗅覚、先見性が長けているというか、まるで時代の変化が徳山さんを呼んでいるように20世紀を代表する数々の歴史的イベントに立ち会ってます。例えば、ベルリンの壁崩壊、チェコの革命、ソ連崩壊、南北朝鮮首脳会談などなど。
3は、もうちょっと色々な本を読んで勉強したいです。書ききれない。難しいね。
まだまだ徳山さんの本よんでいきます。



| 読書感想文 | 15:17 | comments(0) | trackbacks(1)
何があっても大丈夫
何があっても大丈夫
櫻井 よしこ

日本を代表するジャーナリスト櫻井よしこさんの自叙伝。
私、真に勝手ではありますが、櫻井さんにすごく親近感があるのです。櫻井さんは、少女時代を大分、新潟で過ごしてます。そして、留学、ジャーナリストへ。新潟県小千谷市真人町(まっと)の描写は、同じ地元の人としてたまりませんでした。中越地震ですっかり景色も変わってしまい櫻井さんも心痛めているでしょう。そうなんです。今のところ、僕は櫻井さんと同じじゃんじゃん。

この本は、主人公が二人います。櫻井さんと桜井さんの母です。題名でもある「何があっても大丈夫」とは、櫻井さんの母の言葉です。母、以志さんのやさしさ、強さ、人生哲学は、子櫻井さんだけでなく我々読者も心を打たれ学ぶ事がたくさんあります。
櫻井さんにいつも、信念も持って生きれば、前向きに生きれば、何があっても大丈夫と言い続けた母以志さん。
良い本でした。お薦めです。

| 読書感想文 | 23:54 | comments(7) | trackbacks(0)
すごいペースでブログ書いてますね。暇なんれす。

社説の大研究―新聞はこんなに違う!
社説の大研究―新聞はこんなに違う!
産経新聞論説委員室

まずは、この本を買った経緯から。今、何新聞を購読しようか迷ってます。大まかにですが、全国紙5紙(朝日、毎日、読売、産経、日経)の色みたいのは知ってました(例えば、朝日が左とかね)。が、実際、社説を読み比べたことがないのであんまりよくわからなかったのです。そんなことを拓也とよしみと話してたときに見つけた本がこれです。

内容は、日本の岐路にたつできごと(湾岸戦争、自衛隊のあり方、周辺事態法、靖国問題、同時多発テロ 平成3年から平成13年まで)に対する全国紙五紙の社説の検証である。

注意しなくてはいけないは、この本は、決して中立の立場から書かれたものではありませんってこと。産経新聞でやっていたことなので、いわゆる右よりです。出版社も新しい歴史教科書の扶桑社です。

感想として、朝日と産経では、こうも主張に違いがあったのかと驚いています。

また、僕の家は、朝日新聞だし、大学きてからも朝日を購読してました。2年間留学で日本の新聞から離れてたといえ、僕の思考は朝日よりだな感じました。知らず知らずに朝日の人間になってたのです。新聞ていうのは、人間の思考へ多大な影響を及ぼすのだと、正直恐い思いです。

もっと勉強し多角的にものごと見ることができなくてはと思いました。
| 読書感想文 | 12:49 | comments(2) | trackbacks(2)
プロ論。
プロ論。
B-ing編集部

親友アキリズムが、「この本読むしかないっしょーー!!!!」とゴリ押し薦められた本。

内容は、その仕事のプロ達(第一線で活躍している人達)の理念、生き様、我々への提言などなどです。カルロス・ゴーン、櫻井よしこ、田原総一郎、三木谷浩史、養老孟司、柳井正、本宮ひろ志などなど。超有名人ばっかりです。

この本を読んで思ったことは、プロ達の仕事はそれぞれ違うのだけれど、プロ達言っていることは同じである。
まず、この厳しい時代をチャンスと捉えていること。「危機的状況で人は成長する。本質が問われる」カルロス・ゴーン「時代の変化をチャンスととらえる」木村剛「今は世代間抗争の時代、若い人はもっと能動的に動くべきだ」三木谷浩史。やはり、ピンチとチャンスは表裏一体なんですね。プロ達は時代の変化を見据え誰よりも早く行動を起こしたからこそ、今がある。

あと、自分の信念をもっていきること。「今を自分らしく生きない人には、先の道は開けない」平尾誠二「20代のうち「これが私」といえるものをつくっておくこと」堤幸彦「自分を信じて行動すれば、プラスの力が生まれる」白石康次郎

あたりまえではあるが、プロ達も一朝一夕でプロになれたわけではない。それとは逆に、今まで人一倍つらい経験、苦労をしてプロになったと思うと、もっともっと自分も苦労せねば、頑張れねばと思う。

内容のない自己啓発本を読むよりは、ためになるし面白い本だと思います。プロ一人一人の言葉が熱いので。

| 読書感想文 | 19:32 | comments(0) | trackbacks(0)
暇だったので本よんでました。

半島を出よ (上)
半島を出よ (上)
村上 龍

待望の長編小説です。JMM(村上龍の運営するメルマガ)でちょくちょくこの本について書いてあったので、私にとってまさしく「待望」の本であった。
内容は大雑把に述べると、近い将来の日本へ北朝鮮の反乱軍が福岡を占拠。無能な日本政府は何一つ反乱軍へ有効な手立てを構じられないでいる。そこに立ち上がるのが、日本社会で埒外とされてきたホームレスの犯罪者集団であった。って感じかな。これ以上書けません。読んで下さい。

テーマは近年、村上氏が訴え続けている日本、日本人への危機管理能力のなさへ箴言。前作『希望の国のエクソダス』と同じ流れにあると考えてよい。村上龍氏曰く、ーー近い将来の日本における最悪のシナリオを描いたと。こうしたシュミレーシュンを頭に入れておく必要がある。ーー

この本は、非常に勉強になります。村上龍さんの情報力に圧倒されます。今の経済、国際問題、政治、すべて詰まってます。例えば、近い将来、ドルが暴落し、ドルを大量に持っている日本も共倒れし、それをきっかけに日本は、どんどんダメになっていくって感じなんです。この話は、実際起こりうる可能性は高いでしょう。色々な識者がこのことを警告してます。僕も、アメリカは外から崩壊するのではなく、内(経済問題)から崩壊すると考えます。その時、日本はどうするか。今からそのリスクを分散しておいたほうがいいのでは?
まー、こういった色んなことを考えさせられる本です。

これだけべた褒めしてますが、僕、上巻しか読んでません。下巻は文庫が出るまで待つか、人から借ります。個人的には、『希望の国のエクソダス』のほうがおもしろかったかな。

| 読書感想文 | 16:27 | comments(0) | trackbacks(0)
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